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哲学マンガ「オムレット」作者のブログ
by hirumas-omelet
2008年はオムレット10年目イヤー
先日ユニカフェTVをアップしたのだが、その中で、来年はオムレット10年目だという話をした。オムレットは1999年1月発行なので、2009年の一月が満10周年になるわけだが、その10年の最後の一年が来年ということになるわけだ。というわけで、10周年までにはもうちょっとオムレットをひろめておきたいな、と思うこのごろである。そろそろ入手も困難になってくるだろうから、ネット版の用意も必要かな、など、いろいろとすべきことはあるのだった。

と、言いつつ、年末にかけてはまた忙しくなりそうである。年末に忙しくなることはうすうす感づいていたのだが(?)、なかなか原稿が入らなかったりして、わりと暇な時間をすごしてしまった12月中盤。ひさびさにレンタルビデオなど借りて観るという時間もあった。今回観たのは気分転換に「ダイハード4.0」、ずっと気になっていた問題作の「太陽」。で、もう一本、名作映画を見直すというシリーズで「気狂いピエロ」。ひるますのHOTLINE で絶対に観ておくべき芸術映画の一番にこの作品をあげたが、いま見返してみて、やはりこれは凄くて、実際のところ、絶対に観ておくべき、なのは、この一本でいいのではないか?という気さえする。ようするに、その他の芸術映画のいろいろな作品は、それぞれにいろいろな語るべき「テーマ」を持っているのだが、この作品は、純粋に「藝術」であることにまっすく突っ走っている、というか。それが時代を経てもまったく古びることなく、普遍的なものとして語りかけてくる。そんな感じだ。ただ、これだけ時間がたって、さまざまな映像表現が日常的に観られるようになると、この映画って、こんなに分かりやすかったか、と思ってしまうのはしょうがないことだろう。そういえば、ユニカフェTVで言ったが、「オムレット」もいまなら分かりやすくなっている。時代がゴダールに追いついてきたように、オムレットにも追いついてきたってことだろう(我田引水)。
by hirumas-omelet | 2007-12-23 04:37 | 臨場哲学の辺縁
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